Portable Ubuntu の概要

Portable Ubuntu icon Portable Ubuntu logo
Windows 7 で Portable Ubuntu を使用中のディスクトップ

Linux や最近耳にする Ubuntu に興味があって試してみたかったり、将来の移行を考えたり、会社での導入など Linux を使う必要に迫られたり、利用の目的は色々あるでしょうが、Portable Ubuntu は Windows(2000/XP/Vista/7?、32bit)での使用に必要なファイルがすべてがセットになっていて、VMware や VirtualBox で仮想化も必要なく簡単に導入と利用ができ、普通にウィンドウズのアプリケーションのように動作する一人前のリナックスで、パネルを表示させて置くだけで超多機能ポータブル・ウィジェットにもなります。

WindowsXP で Portable Ubuntu を使用中のディスクトップ

日本語環境にするまで少し設定に手間があるので初心者向きと言い切れず、ウィンドウズ上で動作するための制約もありますが、1台のパソコンでも再起動で切り替えることなく同時に Windows と Linux が利用できてしまうのは、大きな魅力です。

2009年5月の時点では、Ubuntu はデスクトップ版 8.04(LTS)で、サーバー版も日本語版もありませんが、コンパクトなポータブルとしてイメージドライブが FAT32 フォーマットでも利用できる 1.8GB のサイズに抑えられており、簡単に日本語化できるので 日本語化までの作業は Ubuntu の基本機能と設定、操作を知るよい機会にもなります。

推奨される環境としては、メインメモリーが1GB 以上、NTFS フォーマットの HDD(ハードディスク・ドライブ)や USB メモリーなどの空き容量は2GB 以上と言ったところでしょうが、快適に利用するにはメインメモリーが2GB、ディスクなどの空き容量が4GB 以上と言ったところだと思います。

AbiWord
Gnumeric

ポータブル用としてコンパクトさを優先してるので、イメージディスクの空き容量が少ないこと(増量は可能)や、ディスクトップ・パッケージと比べて OpenOffice や GIMP などの代表的なアプリケーションが省かれていますが、代わりのワープロや表計算があり、ウィンドウズで利用することを考えれば、それらはウィンドウズのものを利用するのが一般的と思われるので、妥当と言えるでしょう。

しかし、気軽に導入できるので、メインのパソコンだけでの利用も多いと思われ、新たアプリケーション導入のためにイメージディスクを増量するには、コマンド・プロンプト(コンソール)と端末(ターミナル)の操作が少し必要になるので、保守的ビギナーには少し敷居が高く、挑戦的ビギナーには手頃な練習相手になってくれると思われます。

ポータブルと言う前提によって、使える必要機機能を一セットになったことで、導入が簡単で扱いやすくなったことは、andLinux をはじめとする coLinux や Xming とセットになって導入が容易なウィンドウズで動く Linux が多数増える可能性を見せ、今後利用者が増えれば、多機能版や軽量版、LAMP サービス特化版など、用途に合わせて最初からセッティングされた利用しやすいものが出てくるかもしれません。

注意点として現在のところは、coLinux の都合で一般的な x86(32ビット)環境でしか動作しないようですが、これからの Windows 7(現在は RC バージョン)で新たに搭載される一般利用的ではなさそうな XP モードによって x64(64ビット)版で動作するかは、まだ不明です。

Portable Ubuntu for Windows の動画

Windous XP(4:42 BGMあり)

Windows Vista(2:58)